【会社の役職一覧】序列(順位)と役割についても解説

更新日: 2023年2月28日

役職とは、会社における役割、仕事の役目や職務をわかりやすくする呼び名です。例えば「代表取締役」と聞けばその企業の代表者とすぐにわかりますよね。

「役職が長すぎて実際どのくらいの立場の人なの?」
「メールの際に誰を上にすればいいかわからない」
「英語の役職は日本語と違ってわかりにくい」
と思っている方へ。

役職の順位を理解しているとその人の企業での立場がすぐにわかり、仕事が進めやすくなります。逆に役職の順位を間違えてしまうと失礼になってしまうことも。
役職名を1つずつ見たところで、役職の順位はわかりにくいですよね。

この記事では、

  • 役職とは何のためにあるのか
  • 日本語の役職の順位と役割
  • 英語の役職の順位と役割

を、お伝えします。

カタカナばかりで難しく感じるかもしれませんが、一覧で丁寧に見ていけば意外と簡単です。まずはこの記事を読んで、役職の順位や役割の把握からはじめましょう。

目次
1. 役職とは会社における役割をわかりやすくする呼び名
2. 一般的な役職の順位一覧
3. 英語の役職の順番
4. 役職の順位を覚えてすばやく役割を把握しよう
5. OKRを活用することで評価しやすくなる
6. 役職に関するよくある質問

役職とは会社における役割をわかりやすくする呼び名

役職がついていることで、企業の中でのどのような役割があるのか誰でもすぐに把握することができます。

また、ビジネスにおける責任者を明らかにする意味もあるのです。

役職がつくことで、従業員本人の責任感を高める効果も期待することができます。

目指す役職があることで、目的意識を持って仕事をこなすことができるようになるので、日々の仕事にハリが出る効果も期待することが可能です。

役職の意味や役割は企業ごとに違う

役職名は、法律上何らかの規定があるわけではありません。

企業ごとに自由な役職を定めることができますし、同じ役職名でも仕事内容や意味が異なる可能性があります。

転職した場合は、前の会社の固定概念に惑わされないように注意しましょう。就職した会社の役職における意味や役割を理解することが大切です。

一般的な役職の順位一覧

企業によっては独自の役職が設定されている場合がありますが、一般的な役職の順位は下記の通りです。

代表取締役社長企業経営における最高責任者
専務取締役会社の意思決定などの場面での社長の補佐
常務取締役日常的な業務における経営判断を行う
本部長(事業部長)各部門を取りまとめる責任者
部長各部署を取りまとめる責任者
次長部署責任者の次席で、部長の補佐的業務を行う
課長各課の責任者で、係長を取りまとめる
係長課長の下で各チームのリーダー的役割
主任一般社員のまとめ役
一般社員各担当業務を行う。特定の権限はなし

それぞれの一般的な役割を理解しておくと、会社内の責任者を把握しやすくなります。

代表取締役社長

代表取締役社長は、その名の通り企業のトップの存在です。企業によっては代表取締役と社長が別々に存在する場合もあります。代表取締役は法律上、株式会社を代表する取締役のことで、1人ではなく複数人おくことも可能です。

社長は、法律上の呼び名ではなく、企業のトップをわかりやすく表す呼称として使用されています。複数の代表取締役がいて誰がトップかわかりにくかったり、代表取締役と社長が同じ人であったりする場合は、「代表取締役社長」と名乗ることが多いです。ビジネスにおける実質上のトップは代表取締役社長と考えて間違いありません。

専務取締役

専務取締役は社長を補佐する立場の役職です。社長不在時に社長の代行を行なうこともあります。

常務取締役

日常的な業務執行を行なっている役員です。社長の補佐する役割も担っています。

本部長

本部長は、本部における長のことです。部長の長という意味ではないので注意しましょう。

部長

各部署の取りまとめ役が部長です。役員ではなく従業員の立場にあたりますが、経営視点で仕事を考えることも求められます。

次長

長の次席にあたるポジションが次長です。長の補佐する役割を担っています。

課長

課の代表者が課長です。比較的一般社員と距離が近い役職なので、一般社員の目標になることもあります。

係長

係長のイメージはチームリーダーです。課長の下でチームを取りまとめ業務を進めます。

主任

一般社員と最も距離が近い役職が主任です。サブリーダーのような役割を担っています。

一般社員

役職がついていない社員全般を指します。社内業務を回す上で欠かすことのできない存在です。

英語の役職の順番

グローバル化が進み、英語の役職名を取り入れる企業も増えてきました。英語の役職名や順番を理解しておくと、それぞれの立場を把握しやすいので便利です。

代表的なものとして
・President(社長)
・CEO(最高経営責任者)
・COO(最高業務執行責任者)
・CFO(最高財務責任者)
・Executive (Senior) Vice President(上級副社長)
・Vice President(統括本部長)
・General Manager(事業所長など)
・Director(ディレクター)
・Manager(マネージャー)
・Lead(リーダー)
が挙げられます。

President(社長)

一般的に社長という意味ですが、外資系企業の場合、Presidentだけでは代表権があるかどうか判断できないことがあるので気をつけましょう。また、イギリスの場合はManaging Directorが社長という意味になります。

CEO(最高経営責任者)

Chief Executive Officerの略で、文字通り経営の最高責任者です。実は日本の法律ではCEOに相当する規定がありません。CEOという肩書を日本語訳せずにそのまま用いる企業も多いです。CEOは未来を見据え、長期的な経営戦略を立てます。

COO(最高業務執行責任者)

Chief Operating Officerの略であるCOOは、最高業務執行責任者と訳されます。CEOが決定した経営戦略に基づき、実際に現場を取り締まる最高責任者です。CEOの業務を支える、会社のNo.2のポジションにあたります。

CFO(最高財務責任者)

CFOはChief Financial Officerの略です。企業における財務戦略を立てたり執行を行なう責任者にあたります。

Executive (Senior) Vice President(上級副社長)

Executive (Senior) Vice Presidentは、日本で言うところの事業本部長の意味にあたります。

Vice President(統括本部長)

Vice Presidentは、統括本部長や事業部長を意味しています。ただし、「Vice」が副という意味を持つことなどから、文字通り副社長の意味で使っている企業もあります。

General Manager(事業所長など)

General Managerは各施設や団体の長につけられる役職です。企業や業界によってGeneral Managerの権限は異なるので、仕事をする際にはどの程度の権限を持っているのか確認することをおすすめします。

Director(ディレクター)

部長の中でも上級の部長を指す言葉です。ただし、シリコンバレー企業では部門長ですが、イギリス系役職名だと取締役を意味しています。

Manager(マネージャー)

英語圏における「Manager」という役職は様々な意味を持ちます。日本のように課長、係長、部長という区別がないので、課長~部長の意味と考えておくと間違いありません。

Lead(リーダー)

日本で言うところのグループリーダーを意味しています。

役職の順位を覚えてすばやく役割を把握しよう

役職は、企業の中でのその人の役割や立場を表しています。順位を覚えておくと、キーパーソンをすぐに把握することができ、商談などを進める際に話が通りやすいです。日本の役職名と、英語圏の役職名は名前や範囲が異なることがありますので、それぞれ覚えておくことをおすすめします。

OKRを活用することで評価しやすくなる

近年注目を集めている目標の設定や管理方法であるOKR。従来の目標管理方法と異なり、設定した目標の達成度を1ヵ月~四半期という短期間毎に検証します。また結果を企業全体で共有するので、全員で正当に評価することが可能です。

役職には責任が伴います。役職にふさわしい人物を選びたいですよね。OKRを活用すれば、公平な評価がしやすくなります。役職を選ぶ時にも、OKRは便利です。

OKRについて詳しく知りたい方は「OKRとは?Google採用の目標管理フレームワークを紹介」をご一読ください。

役職に関するよくある質問

役職一覧の序列が知りたいです。
上から順に代表取締役社長→専務取締役→常務取締役→本部長→部長→次長→課長→係長→主任→一般社員が一般的な役職の順番であると言われています。それぞれの役割や英語の役職一覧は記事内で解説しています。

役職がない場合、履歴書などの書き方は?
一般的に履歴書などには「平社員/一般社員」などと記載する必要はなく、所属部署を記入しておけば問題ないでしょう。

おすすめの記事

LOADING...

OKRをカンタンに導入できる
クラウドツールを試してみませんか?

\ 商談不要!メールアドレスだけですぐに開始 /